プロフィール

植物写真家高橋修、植物探検を楽しむ
サハリンにて


植物写真家 髙橋修(高橋修)

 高橋修: 兵庫県西宮市1964年生まれ。甲南大学文学部卒。山専門の旅行会社アルパインツアーサービス(株)退社後、海専門旅行会社に勤務。その後植物写真家として独立、植物写真家の木原浩氏に師事。アウトドア雑誌「Outdoor(山と溪谷社)の連載(日本のロングトレイルを歩く)」で加藤則芳氏と日本各地のロングトレイルを踏破取材。2018年、2020年NHKラジオ「山カフェ」にゲスト出演。2019年フジテレビに出演(「ン年に一度!」超貴重な瞬間!ありがタイミング)。2021年、2022年NHK「おはよう日本」に出演。2024年NHKラジオ「NHKジャーナル」取材。

 今も植物の撮影と探検のために、日本各地、世界各地に飛び回る。 植物写真講座「ボタハイ」主催。Yamakei Onlineのヤマヤのたしなみ連載中。植物関連著書多数。昭文社の山と高原地図「谷川岳・苗場山・武尊山」、「赤城・皇海・榛名」を担当。

 撮影は、野生植物が中心。ただきれいな花だけでなく、生態も撮影。多摩丘陵、多摩川、関東近辺山が多いが、南は西表島から北は礼文島まで、海岸から、南アルプスの3000mの稜線まで撮影。海外も年に数回撮影。

 自然保護を大切に考えています。野生の植物は野生状態で見てこそ。その植物が生えている、気温、湿度、土壌、高度など自然環境全体を見るために、自然に生えている場所に行って感じることが大事だと考えています。

高橋修写真事務所 仕事内容

図鑑製作、カレンダー製作(タキイ種苗、ヤマケイフラワーカレンダーなど)、雑誌の記事執筆(山と溪谷、岳人、小原流 挿花、日本の名峰DVD 付マガジン(ディアゴスティーニ)など)、植物観察ツアー講師(アルパインツアー、NHK 文化センター青山教室など)、写真コンテスト選者(昭文社、アース製薬など)、植物写真講演(千葉市民大学講座、山岳写真同人 四季、エーデルワイスクラブなど)、そのほか植物写真関係一般。連載中(ヤマケイOnline  YAMAYA 山のたしなみ)。所在地:東京都渋谷区富ヶ谷2丁目

写真の使用について

ブログに写真を使う場合は使用料金を支払っていただきます。無断使用はおやめください。

植物探検家

 植物探検家というのは、身近な植物の小さな世界と生態をマクロの目線で探検することが最大の仕事。身近な植物、例えばオオイヌノフグリの花ですら、超アップで撮影して、大きく見るとその不思議な構造に発見があり、感動する。小さな花にも、驚きの発見と感動がまだまだ誰にでもできる。身近な植物の中に、小さくなることにより、見知らぬ世界に入り込み、新たな発見をする。これが植物探検家だ。道端で横になって撮影していると、行き倒れと間違えられやすい。

 植物探検家のもうひとつの仕事は、世界の辺境地で見たこともないような植物を探し、新しい植物の世界を発見すること。サラノキは日本では沙羅双樹としてだれもが知っている有名な木だが、ほとんどだれもサラノキ(沙羅双樹)の森を知らない。そのようなものを探し、行って発見し、見て、香って、触って、聞き、感じ、それを伝えることが大事だと考える。植物探検家は高橋修の造語で、自称に過ぎない。

主な著書

『あした出会える 雑草の花 100』高橋修著 山と溪谷社 

 やっと、やっと、私の新作の植物図鑑ができました。街なかで出会うことができる植物の、初心者向けの雑草図鑑です。『あした出会える 雑草の花 100』は初心者向けではありますが、なるべく生態などを記述し、写真もたくさん使って、読み物としても使えるようにしています。種数を100種に絞ったため、写真を大きく使えたのもよいところです。文章は植物の生態や名の由来、見分け方のポイントなど様々な植物のおもしろさについて書いています。身近な植物でも、発見があるということが伝えたいことです。

 雑草という名の植物はありませんが、街なかでそこらへんに生えている植物ということにしています。表紙の写真はアカカタバミ。日本在来の植物で、コンクリートの割れ目にも生える、いかにも都会派の植物です。

 『あした出会える 雑草の花 100』を作るのは苦労しました。制作期間は、ほぼ3年弱。図鑑を作るにおいてこの時間は決して短い期間ではありません。通常、図鑑を作る時の植物写真は自然豊かに撮ります。しかし、『あした出会える 雑草の花 100』は街の植物図鑑です。だから道ばたのアスファルト、コンクリート、鉄製のフェンスなど、都会にあるものもなるべく写るように撮影しています。ほとんどの写真がこの3年の撮り直しです。

 でも図鑑を作るのは楽しいです。どうやったらうまく読者に自然の植物のすばらしさを伝えられるかを考え、編集者と相談し、本を作りこんでいきます。『あした出会える 雑草の花 100』は見てきれいな植物図鑑を目指しています。ぜひ手に取ってみてください。 

 うまく作れなかった部分もありますし、間違いもあるかもしれません。もし何かあればご連絡いただければ幸いです。『あした出会える 雑草の花 100』をよろしくお願いいたします。

あした出会える雑草の花100


「ツツジ・シャクナゲハンドブック」
文一総合出版
写真と文の一部担当
花の詩 タキイ カレンダー
昭文社 山と高原地図 
谷川岳・苗場山・武尊山

「ツツジ・シャクナゲハンドブック」文一総合出版(写真と文の一部)、「色で見分け、五感で楽しむ野草図鑑」ナツメ社、 「スイスアルプス植物手帳」JTBパブリッシング、「越後・佐渡・谷川岳・苗場山植物手帳」JTBパブリッシング、 「山と高原地図 16 谷川岳・苗場山・武尊山」昭文社、「山と高原地図 20 赤城・皇海・筑波」昭文社、「花の百名山 登山ガイド(共著)」 「海外トレッキングベスト50コース(共著)」山と溪谷社
など多数