ムラサキカタバミ 街なかの植物

カタバミ科 カタバミ属 ムラサキカタバミ

 南アメリカ原産の帰化植物。私の子供時代から近所で生えていたなじみの植物です。日本の街中に生えているムラサキカタバミには花粉ができません。どうやって増えるかというと、種ができないのに、どうやって増えるのでしょう。地下に鱗茎がいっぱいできて鱗片となり、分岐して増えていくのです。そのような増え方のはずなのに、なぜかあちこちに増えていきます。土に交じって増えていくのでしょうか。

 このため、この増え方はクローンと同じです。日本のほとんどのムラサキカタバミの遺伝子は、ほとんど同じと思われます。

 花色は紅紫色で、花の中心が白く、葯も白いのが特徴です。ムラサキカタバミと花色が紅紫色でよく似ているのがイモカタバミですが、ムラサキカタバミと違い、花の中心部は花色が濃紅紫色になり、葯は黄色です。

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ムラサキカタバミ
Oxalis debilis subsp. corymbosa
個人的には好きな花です。

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ムラサキカタバミの花のアップ
葯は白色、でも花粉はありません。