ウルシかぶれにならないために、ウルシを知る
ウルシかぶれに合わないためにはどうするか。まずはウルシを知り、近寄らないことです。山でかぶれるのはヤマウルシ。でも一番かぶれるのはツタウルシです。葉っぱだけでもツタウルシ、ヤマウルシの木を知り、近くに寄らないようにできます。
ツタウルシは触ると、激しくかぶれますが、木の下にいるだけでもかぶれます。主にウルシオールという物質がかぶれの原因ですが、私はツタウルシの木の下にいるだけでもかぶれます。私は長袖を着ていてもかぶれますが、物理的にかぶれの原因となる物質に触れる量は減るので、まだましなはずです。
若葉のツタウルシ。こんな状態のときは、木の下にいるだけで、かぶれてしまいます。ツタウルシは葉が三枚なのが特徴です。一度触ると、触った手で体に触れただけで、その部分がかぶれます。
なぜこの時期にウルシにかぶれるのか
ウルシオールはウルシ、ツタウルシを守るために分泌しています。特に、春の芽吹きのころに最も多く分泌します。このため、春の芽吹きの頃にはツタウルシやヤマウルシに触らなくても、かぶれるのです。特にツタウルシにはウルシオールに加えてラッコ―ルというかぶれ物質があり、よりかぶれやすいです。
下山後に気が付くウルシかぶれの対処法
この時期山を歩いていると、ウルシにかぶれてしまうことはよくあります。かぶれてもすぐにかぶれの症状が出るわけではありません。特に私はウルシに弱い体質のようで、毎年春には一度ウルシかぶれになってしまいます。今年も山から下りてくると、両手にウルシかぶれがでできて、痒くてたまらなくなってしまいました。まずは石鹸を泡立てた泡で洗います。そして、お医者さんに処方してもらった塗り薬を塗りました。
ウルシかぶれで痒くなったらどうするか。毎年のようにウルシかぶれに悩んできたため、いろいろやってみました。まずは我慢してみました。こうすると、いつまでたっても直りません。市販のムヒなどのかゆみ止めを塗りました。一瞬だけ痒みは止まりましたが、直りません。
民間療法でが限界がありました。
ウルシにかぶれたら、皮膚科医に行きましょう
最終的に皮膚科医に行きました。すると、塗り薬を処方してくれましたので、これを塗りました。塗るときは薄めに、摺りこむように塗るのがコツです。塗ると、だんだんかゆみは収まり、やがてよくなりました。この時は、しばらくほったらかしにしていたので、水疱ができ、直るのに時間がかかりました。水疱ができると、かゆみが長引き、感染症の恐れもあり、直るのに時間がかかります。
今は、ウルシにかぶれると、すぐに皮膚科医に行くことにしています。ウルシにかぶれて、お医者さんにかかるときには、なるべく早く行きましょう。
処方してもらった塗り薬は、副腎皮質ホルモン剤です。副作用がありますから、必ずお医者さんの指示の通りに使いましょう。
ウルシかぶれに弱い人はマンゴーにも注意
ウルシかぶれをする植物には、他のウルシ科の植物もあります。身近なのはマンゴー。マンゴーの果実を食べすぎると、私は口の周りがかぶれます。また、以前マダガスカルを旅行した時に、若いマンゴーの果実のサラダを食べ、おいしかったので食べすぎて、お腹がかぶれ、何日もお腹が痛かったことがあります。胃腸がかぶれてしまったようです。