マタタビ科 マタタビ属 マタタビ
先日、奥多摩の三頭山に行きました。途中にはマタタビの花が途中の車道の路上に落ちていたので、車を停めて撮影しました。マタタビも梅雨時に咲く植物です。このため花は葉の下で咲きます。花が葉の下で咲くので、花が目立ちません。それでマタタビは葉を白くして、昆虫に「ここに花が咲いていて、蜜や花粉がありますよ、だから来てください。」(本当は少しでも花粉を運んで!)と昆虫に伝えています。
マタタビの名の由来は、アイヌ語(蝦夷語)のマタタヌプから由来した名前です。マタは冬、タムプはカメの甲羅の意味です。これは虫こぶの形が病気の患部をイメージしたのではないかと牧野富太郎先生は書いています。よく言われているマタタビの語源、「マタタビの果実を食べてまた旅をする」という説は信用ならない、とも書いています。
マタタビ、なかなかおもしろい植物ですね。秋に果実を食べたいなあ。