花たくさんの三ツ峠
毎日というより、数時間で天気予報がころころ変わり、天気予報に振り回され、ずっと天気を心配していました。ところが実際山を歩いてみても雨に濡れるどころか、とてもいい天気でした。さすがに登りは少し暑かったですが、汗がダラダラ流れるほどではなく、程よい涼しさの快適な山歩きを楽しみました。
この季節に三ツ峠に登ったのは数年ぶりですが、山全体でシカの食害が激しく、カイフウロやレンゲショウマは壊滅的な被害を受けた様子です。
それでも、何故か6月の花のはずのツルシロガネソウが咲いていたり、わずかながらもカイフウロも咲き、それ以外には数種類のラン科植物、タンザワイケマ、ヒメウツギなどたくさんの花を見ることができて、いい気分でした。今年はバイケイソウの当たり年のようで、今まで見たことがないくらいたくさんのバイケイソウが咲いていました。ハイカーも少なく、山頂は我々だけ。山は静かなのが1番です。
今回のボタハイ参加者の皆様、ありがとうございました。

(Geranium shikokianum . var. kaimontanum)
花弁に切れ込みがあり、
花弁の濃紅紫色の筋が特徴

(Veratrum oxysepalum . var. oxysepalum)
何年かに一回しか咲かないのですが、
今年はたくさんのバイケイソウが咲いています。
背後には鹿よけ柵が写っています。
三ツ峠山荘の中村さんを中心に、
三ツ峠はこうして植物を守り続けています。
すばらしいことですね。