ホシクサ科 ホシクサ属 ヒュウガホシクサ
ヒュウガホシクサは、日本では宮崎県の川南湿原だけに分布する植物です。50年前に絶滅した、とされていた植物ですが、近年、川南湿原に自生しているのが発見されました。レッドデーターブックでも一時絶滅とされていたヒュウガホシクサですが、また絶滅危惧に戻されたという稀有な植物です。
ヒュウガホシクサは、この時期に川南湿原に行かないと見ることはできません。金網と有刺鉄線で守られています。木道から離れていますので、撮影には望遠レンズが必要です。おまけにヒュウガホシクサは、思ったよりも小さい植物です。ヒュウガホシクサは、近くで見ても見落としそうな小さな植物です。そこでOLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROを使用しました。植物までは数m離れています。このレンズは、フルサイズ換算で600mm相当なので、少し離れた小さい植物でも撮影できます。植物撮影に有効なレンズです。尾瀬などの湿原や高山の登山道などでも利用できそうです。
ヒュウガホシクサの草丈は10cm程度です。土の中で、種子が長い間休眠していたものが目を覚ましたようです。それにしても半世紀とは長い休眠ですね。