ウグイスカグラの早春 多摩丘陵の植物

スイカズラ科 スイカズラ属 ウグイスカグラ

 まだ冬景色にしか思えないような、早春の雑木林に咲く低木。小さなピンク色の花がかわいいのですが、長さ1~1.2cmと小さいし、花は一度にそれほどたくさん咲かないので、花が満開でも、慣れないと見つけることもできない地味な花です。緑の葉っぱがちょっと出ていますから、これを探したほうが花が見つかります。一度見つけると、ステキなウグイスカグラの花をきっとたくさん見つけることができるでしょう。 

 ウグイスカグラとは変わった名前で、名の由来が気になるところですが、なぜこのようないい名前になったのか、よくわからないようです。ウグイスは鳥の鶯でいいのでしょうが、神楽とは・・・。

 ウグイスカグラには近縁種があります。よく似たヤマウグイスカグラは花筒などに毛が散生し、ミヤマウグイスカグラは毛が密生します。この個体はケガほとんどないので、ウグイスカグラといってよいでしょう。

ウグイスカグラ
咲いたばかりですね。
花粉がいっぱい付いています
ウグイスカグラの雌しべの先端は
花粉が付きやすいように
ブラシの先端のようにけば立っています。

Canon EOS R
マウントアダプター EF-EOS R
Canon MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト
スピードライト270EX II
ウグイスカグラ
ウグイスカグラの花弁はいつつに分かれますが、
この個体の下の花はむっつに分かれています。
まだ寒々しい雑木林ですが、
ウグイスカグラが咲く
ここだけ春が感じられます。

Canon EOS R
マウントアダプター EF-EOS R
Canon FE100mm Lマクロ IS
冬の梢
まだ芽吹きも始まっていませんが、
冬芽はちょっとずつ赤みがかり、
ちょっとだけ膨らんでいるような気がします。
春よ来い。

Canon EOS R
Canon RF24-105mm F4-7.1 IS STM