タカネマツムシソウ 四国の植物

マツムシソウ科 マツムシソウ属 タカネマツムシソウ

 四国にもタカネマツムシソウが生えていると聞いてびっくりしました。北アルプスの標高3,000m級の稜線に咲く高山植物という認識でした。それが標高1,000m台の山に生えているとは・・・。それで四国の山でタカネマツムシソウを見るのが楽しみでした。北アルプスの白馬山系の清水岳に以前、タカネマツムシソウ目的で登ったことを思い出します。清水岳からの下りが大変長くしんどかったです。

 さて、今回は四国で山を登っていると、途中にあった岩場にタカネマツムシソウが咲いていました。もうさすがにピークは越えていましたが、咲き初めの花がたくさんありました。

 頭花は本州のタカネマツムシソウに比べると小さいですが、背が低く、草の全体の姿がタカネマツムシソウに近いです。茎があまり伸びずに、花茎だけが長く伸びます。

 個体数は非常に少なく、これ以上温暖化が進んだりすると、四国のタカネマツムシソウは絶滅してしまうかもしれません。大事にしたい植物です。

タカネマツムシソウ
Scabiosa japonica var. alpina
白っぽく見える野菊は
コモノギクでしょう

Canon EOS R
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM
タカネマツムシソウの花
まだ蕾もたくさんあります。
頭花をたくさんつけていました。


Canon EOS R
マウントアダプター EF-EOS R
Canon EF100mm f/2.8L Macro IS USM