イソマツ 与那国島の植物

イソマツ科 イソマツ属 イソマツ

 イソマツは伊豆、小笠原諸島、九州の南の島々、南西諸島などの温暖な海岸の岩場に生える海岸植物です。イソマツは漢字では「磯松」。名の由来は、海岸の磯に生えて、茎や雰囲気が松に似ているからです。

 今まで何度もイソマツは見ていますが、与那国島ほどイソマツの群落がすばらしい場所はありません。たくさんのイソマツが見られました。与那国島は、海岸ヶあまり埋め立てなどでつぶされておらず、自然がそれだけ豊かなのでしょう。イソマツを見ただけでも、与那国島に来たかいがありました。

 花は8月~翌1月までと花期が長いのが特徴です。花冠は紅紫色です。萼も花のようにきれいです。ですから花が終わっても、いつまでもきれいです。なお、スターチスもイソマツの仲間です。

 イソマツは別名イソハナビ。これでも小低木です。

イソマツ
Limonium wrightii var. arbusculum
花盛りです。
イソマツは、
このような隆起石灰岩の
岩場がお好みです。
私個人的にはイソマツは
それほど松に似ているとは思えません。

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

イソマツ
花のアップ。
イソマツの花弁は紅紫できれいです。
しかし、この下にある萼も
とてもきれいなのです。
しかしどんな虫が
こんな海岸に来て
イソマツの花粉を運ぶのでしょうか。


Canon EOS R
Canon MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト
LightPix Labs FlashQ Q20II