シコクカッコソウ 四国の植物 

サクラソウ科 サクラソウ属 シコクカッコソウ

 シコクカッコソウは、群馬県の鳴神山などに生えるカッコソウの変種。4月の中旬から5月の初めにかけてが開花期です。花がきれいなので、盗掘の対象になりやすいうえ、鹿害の影響で近年大きく数を減らしているようです。

 シコクカッコソウカッコソウの違いは花の中心部。見分け方はシコクカッコソウの花の中心部が黄色いのに対し、カッコソウは濃赤褐色。花の中心が黄色いためにシコクカッコソウは明るい感じですが、反対にカッコソウの花はは暗いイメージです。 カッコソウも毛が多いですが、シコクカッコソウも全体に毛が多く、その毛も長いのが特徴です。

 シコクカッコソウはとてもきれいな花でした。今年は開花が早いようです。花の直径は2~3cmもありかなり大きい野生のサクラソウです。

シコクカッコソウ
Primura kisoana var. sikokiana)
葉にも毛がたくさん生えていますが、
花茎の毛がすごいです。
花はとても美しい。

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
シコクカッコソウ
葉の毛がたくさん写っています。
花の中央付近の
喉部が黄色いので、
花が明るく見えます。

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM