オオイワカガミ 平標山ボタハイで見られた植物

イワウメ科 イワカガミ属 イワカガミ

 葉っぱが硬く、ツヤツヤしているのでイワカガミ。鏡といっても銅の鏡をイメージしたほうがよいのかもしれません。その中でも葉っぱが大きいのがオオイワカガミです。鋸歯がはっきり三角で、数が非常に多いのが特徴です。小さいものはコイワカガミ、中間型はイワカガミとされていました。

 最近の遺伝子調査では、遺伝子に差がほとんどなく中間型もあって、主として見分けることが不可能なため、コイワカガミも、イワカガミも、オオイワカガミも分けないという考え方もあります。基本的にはそのほうが正しい気もしますが、なんとなく古い分類も使ってみたくなります。

 平標山のイワカガミは典型的に近いオオイワカガミです。鋸歯の数が非常に多くて、葉が大きく、硬くパロパリではありません。花数も多いです。高山に生えていても、オオイワカガミです。植物って不思議ですね。

オオイワカガミ
Schizocodon soldanelloides var. magnus


Canon EOS R10
RF100mm F2.8 L MACRO IS USM