キンポウゲ科 イチリンソウ属 キクザキイチゲとアズマイチゲ
新潟の春の花と言えばキクザキイチゲヶそのひとつ。関東にもありますが、新潟ではよく見られます。このボタハイ当日は、前日の荒天とはうって変わって雲が多いながらも、晴れて穏やかな天気です。このため、キクザキイチゲは花が半分以上舌を向いて閉じたままでした。でも、よくお日様が当たっている、ご機嫌のキクザキイチゲはパッチリ咲いていました。
近くにはキクザキイチゲと一緒にアズマイチゲも咲いていましたので、バタハイは植物観察講座なので、アズマイチゲとキクザキイチゲの見分け方の話もしました。
白い花のキクザキイチゲと、白い花のアズマイチゲの花はそっくりです。まずは葉の形で見分けます。葉の切れ込みが浅く、先端が尖らない、葉の先端部分だけに切れ込みがあるのがアズマイチゲ。葉の切れ込みが深く、葉のギザギザの先端(鋸歯)が鋭く尖り、は全体に切れ込みがあるのがキクザキイチゲです。
アズマイチゲとキクザキイチゲの違いは花にもあります。花でも見分けられ、こちらの方が簡単です。アズマイチゲの花の中心部文をよく見ると、黒紫色の部分が認められます。キクザキイチゲの花びらは、先端から中心まで真っ白です。以上です。花の中心をよく見てみましょう。
なお、キクザキイチゲとアズマイチゲの花びらは花弁ではなく萼片です。その証拠に花びらの下側を見ても萼状のものはありません。
アズマイチゲとキクザキイチゲの見分け方はこの写真をご覧ください。