スイス6日目 チャボリンドウ

 今回はリンドウの仲間もたくさん見ました。中でも花が大きいのはチャボリンドウです。「チャボ」というと小さいイメージですが、チャボリンドウの花は長さ5cmを越えたそうとう大きいものです。地面に大きな花がゴロンとしている感じです。ちなみにチャボというのは愛玩用の小型のニワトリの事です。

 チャボリンドウによく似たリンドウにクルシィ・リンドウがあります。見分けるポイントはふたつです。ひとつは花の内側のオリーブグリーンの斑点です。チャボリンドウは青い花のリンドウですが、花の内側に大きなオリーブグリーンの部分があります。クルシィ・リンドウにはグリーンの部分はありません。もう一つは葉の大きさ。チャボリンドウの根生葉は大きく長さは3~10cmもあります。クルシィ・リンドウは 3~5cm。とにかく大きい葉があればチャボリンドウです。このあたりをよく観察すると、この写真のリンドウはチャボリンドウだということがわかります。

チャボリンドウ
Gentiana acaulis)
チャボリンドウの花が大きすぎて
葉が見えません。
葉が見えないと種の判別がつきません。
でも、とても大きくて
きれいなチャボリンドウでした。
アルプス三大名花のひとつがリンドウです。
どのリンドウかは決まってないようですが・・・。

Canon EOS R
Canon RF14-35mm F4 L IS USM 

チャボリンドウ
花のアップ
花の内側がオリーブグリーンになって
そこに暗緑色の斑点があります。
チャボリンドウの特徴です。


Canon EOS R
Canon RF14-35mm F4 L IS USM