ラン科 シュンラン属 マヤラン
マヤランは都会の中の公園でも咲く、珍しい菌従属栄養植物です。今日は皇居の東御苑に行きました。自宅から30分ちょっとで行ける公園です。皇居の中なので、入口の警備は厳重です。入場者は全員手荷物検査を受けてから入ります。
この中にある雑木林にマヤランは生えていました。かなりの数です。ちょっと遅かった花もありますが、蕾もあるので、まだしばらくマヤランの開花は見られるでしょう。
マヤランは不思議な花です。初夏の7月に一度咲き、9月にもう一度咲くのです。暑い盛夏を避けるのは、訪花昆虫に何か理由があるのでしょうか?
花をアップで見ると、深紅の模様があり、とてもきれいです。葉は鱗片状です。
写真のマヤランの近くにはアカマツはありませんでした。このマヤランがあったのはヤマボウシの木の近く。マヤランが利用する菌は赤松だけの菌根菌ではないようです。