北岳ボタハイと山小屋

 さて、今回3泊4日で北岳に登ったわけですが、ものすごくゆっくり歩くため、山小屋に3泊しなければいけません。白根御池小屋に1泊、北岳肩の小屋に1泊、また白根御池小屋にもう1泊。山小屋泊は今までは嫌いだったのですが、最近の山小屋は違いました。とても快適なのです。ウィルス感染防止の観点から、ひとりひとりの睡眠スペースが確保されています。個室ではないものの、ひとりひとりの寝る場所は仕切りで区切られ、詰め込まれることはなく快適です。

 食事もなかなか凝ったものでした。白根御池小屋の夕食は1泊目はブタのショウガ焼、2日目はブタの封書蒸。北岳肩の小屋はブタの鉄なべ焼き。おいしかったです。白米もおいしく、みそ汁もおいしかったです。

 そして今回驚いたことは、山小屋が清潔なこと。白根御池小屋は以前からきれいな小屋でしたが、北岳肩の小屋は歴史を感じる昔ながらの山小屋でした。ところが、今年泊まったところ北岳肩の小屋は、木の香りがする心地よい山小屋に代わっていました。カイコだなだったり、トイレは外(途中屋根あり)だったり、昔ながらの部分もありましたが、とにかく快適になっていました。水だけが少ないのが残念です。1リットル200円(2024年9月)の飲み水は安全のためか、塩素の匂いが残ります。

 3泊山小屋に泊まりましたが、退屈することも、疲れることも、不愉快な思いをするところもなく、とてもよかったです。これからの山小屋は、なるべく歩行時間を短くして、何拍か泊まりながら歩くことになりそうです。

白根御池小屋

1泊目白根御池小屋の夕食
豚の生姜焼き
野菜もたくさん
白根御池小屋の朝食
赤魚の粕漬玉子焼き、
オクラ、キンピラ、青菜
白根御池小屋
2泊目の夕食
ちょっと目先が変わって、
さわやかなポン酢でいただきます。
白根御池小屋の食堂
システィマティックに動いています。
チリひとつ、油シミひとつ
ないような清潔さ。
白根御池小屋のみなさん
ご苦労様です。
白根御池小屋の最終日の朝。
長く滞在した白根御池小屋に
お別れを告げます。

北岳肩の小屋

北岳肩の小屋の夕食
豚の鉄鍋
右上にショウガの醤油(味噌)漬けがあり、
これがこの鉄鍋の味を引き締めています。
ご飯は普通盛です。
北岳肩の小屋の夕食で。
ご飯はお替り自由です。
「普通盛」「大盛」「北岳盛」とありました。
もちろん「北岳盛」を注文。
すると出てきたのがこれです。
普通盛の三倍くらいあります。
北岳肩の小屋の部屋。
木の香りがする清潔な部屋です。
明るくてよいです。
北岳肩の小屋。
寝るところはこんな感じ。
北岳肩の小屋
まったく新築といってもいい感じです。