クロヤツシロランの果実 菌従属栄養植物

ラン科 オニノヤガラ属 クロヤツシロラン

 クロヤツシロランの花が終わって果実になっているころだと思って、今日はクロヤツシロランの自生地に行きました。よく、果実が立ち上がっていました。一番長く伸びているのは高さ60cm近くはありました。先端の果実が籠のように割れて、そこから種子がこぼれだしてきます。種子は細かく、風に乗ってフワフワと飛んでいきます。

 クロヤツシロランの花の記事は以下の通りです。

クロヤツシロランを見に行きました – サラノキの森

クロヤツシロラン 2 菌従属栄養植物 – サラノキの森

クロヤツシロラン
Gastrodia pubilabiata)
籠の中に埃のような種がたくさんあります。
籠の半分くらいまだ残っています。
クロヤツシロランの果実から
この小さな種が飛んでいくのです。

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
LightPix Labs FlashQ Q20II
クロヤツシロラン
種子が飛んでいる様子。
下に写っている
細長い物体がクロヤツシロランの種子。
ほこりみたいに風に乗って、
フワフワと飛んできます。
よく見ると細長い
ほこりのような種子の真ん中近くに
小さな胚の粒が見えます。
細長い種皮と呼ばれる部分は
風を受けるためでしょう。
ラン菌を受けつけるために
少しでも可能性を広げる器官
にもなりそうです。


Canon EOS RCanon 
RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
LightPix Labs FlashQ Q20II