キリシマギンリョウソウ 鹿児島の植物

ツツジ科 ギンリョウソウ属 キリシマギンリョウソウ

 キリシマギンリョウソウは2022年に初めて新種として発見された植物です。それまではギンリョウソウは1属1種ということでしたが、これでギンリョウソウ属は2種になりました。その発表を見て私も驚き、2023年にキリシマギンリョウソウを見に行きました。今回はそれに続いて2回目の探訪です。

 前回キリシマギンリョウソウの群落を見た場所には、今年はキリシマギンリョウソウが全く生えていませんでした。前回、花を見るためにたくさんの人が、落ち葉を払ったり、土を掘ったりしていたので、乾燥したために滅んでしまったか、それともただ自然に栄養を奪っていた菌が弱ったためかはわかりません。

 全体としては、今年のキリシマギンリョウソウは少し増えていたようです。しかし暑すぎたり、雨が多かったりしてあまりよい状態の個体は少なかったです。今年は1週間ほどおいて、2度行きました。やはり一回目に咲いていたキリシマギンリョウソウの個体はだいぶ黒っぽくなってしまい、でも新しいキリシマギンリョウソウが出てきていました。

キリシマギンリョウソウ
Monotropastrum kirishimense
キリシマギンリョウソウは
花弁や萼片が紅色なのが
最大の特徴。
全体に丸く、
萼片が反り返らないのも特徴のひとつ。

Canon EOS R5 MarkⅡ
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
Canon スピードライト EL-10