丹波篠山ボタハイ最終日

 朝起きると、丹波篠山は深い霧に、静かに覆われていました。風もなく、ただしんしんとした寒さに閉ざされています。

 今日は高城山の登山です。歩き始める時に、「この霧は朝だけで、10時になると青空になります。雲海も見えますよー!」と予想し、みなさんに伝えました。素直な皆さんには信じていただいたようですが、どうなるのでしょう。

丹波篠山城のお堀も
霧に包まれ
カイツブリの
鳴き声だけが聞こえてきます。

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 歩き始めると、すぐに植物観察が始まって、なかなか前に進みません。でも、これがボタハイです。山と自然を感じて楽しむのがこのボタハイなのです。

サネカズラ
別名ビナンカズラ
赤い実が特徴的です。

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 霧の中を登って行きます。ゆるやかに山腹につけられた登山道はよく整備してあり、とても歩きやすいです。

 だんだん尾根が近くなってきました。すると反対側から朝の斜光線が入っていました。尾根まで上がって、もしかしたらと思って、光の先を覗いて見ると。

 ありました。ブロッケン現象です。こんな低い山でブロッケン現象なんて、と訝しんだみなさんも、あっあった!と大喜び。どこどこ?と大騒ぎになりました。

霧の中のヤマモミジの黄葉

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霧の中を登っていくと

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ブロッケン現象が見えました

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 さらに上がると、今度は霧がどんどん下がっていきます。これなら雲海も見られそうです。この山は城址でもあります。山城として工夫された後がよくわかります。

 やはり予想通り、雲海を見ることができました。すばらしい雲海です。丹波篠山盆地は完全に雲海の下に溺れています。

 こんな低山でブロッケン現象だけでなく、雲海も眺めることができました。なんとラッキーなのでしょう。

 さらに登って高城山のら山頂に着くと、すばらしい青空が広がりました。丹波篠山の街並みや整った田んぼ、紅葉の山々。いやいやすばらしい景色です。

雲海が見えます。

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こちらも雲海が。

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山頂からの丹波篠山盆地

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 山頂でお弁当を食べて、山をのんびり楽しみ、ゆっくり下りました。予定通り下れたので、江戸時代の雰囲気を残す、国重要伝統的建造物群群保存地区である丹波篠山の妻入商家群を散策。これでもう、丹波篠山には大満足して、バスに乗り込みました。

丹波篠山の妻入商家群
明治時代に建てられたものも
多いようです。

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すばらしい寄木細工

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 これで終わらないのが、高橋修のボタハイです。新大阪駅で、551豚まんを買って最終解散となりました。今回の参加者の皆さん、本当にありがとうございました。