ラン科 シュンラン属 マヤラン
シュンランの種子が少しだけ残っていたので撮影してみました。ラン科の植物の種は、埃のように小さいので、撮影は難しいです。でも何とか撮影に成功。種子は硬そうな種皮に包まれた胚で構成されていました。種皮は乾燥して硬いガラスのように半透明で、胚が透けて外側から見えています。胚に対して種皮が大きいのは、風で飛ばされやすくなるのと、種皮の中で菌根菌(ラン菌)との栄養や水分の受け渡しをするためのでしょうか。
マヤランの種子はクロヤツシロランの種子に比べるとはるかに小さかったです。およそ半分程度でしょうか。しかし、マヤランの種子は果実に残りわずかしかありませんでした。何万もあると言われる種子のわずかな残り種子なので、もしかしたらたまたま小さい種子だったのかもしれませんの出再度確認が必要です。