2026年4月、鹿児島県の薩摩半島の南、屋久島の西に位置する、薩南諸島三島村へ行きました。目的はこの島々周辺にしかしかない、菌従属栄養植物のトカラヤツシロラン、クロシマヤツシロラン、ヌカヅキヤツシロラン、タケシマヤツシロラン、4種のヤツシロランが一度に見られる菌従属栄養植物の天国のような場所なのです。
三島村には人が住んでいる島が、竹島、硫黄島、黒島のみっつがあります。交通手段は週4便のフェリーがメインです。三島村に渡る場合、フェリーの鹿児島港の出港は朝。よく考えて日程を組む必要があります。三島村で2泊する計画にしました。
さて当日、鹿児島に泊まって、フェリーが欠航との情報が入りました。こうなると、どうしようもありません。鹿児島で植物観察。そして三島村には1泊だけになりました。今回は黒島に行ったので、到着は午後遅く、翌朝にには出発することとなりました。滞在時間が圧倒的に足りません。
それでも、ここまで来たらしかありません。とにかく行ってみることにしました。今回は現地に詳しい友人と一緒です。短時間でもなんとかなる、いや何とかしないといけません。
フェリーの旅はとても快適です。竹島、硫黄島と回っていきますが、船上からの眺めもすばらしいです。たくさんのカツオドリが飛んでいました。フェリーの運航に伴い飛び出すトビウオを狙っていると、島の人が話していました。竹島は全島リュウキュウチクに覆われています。
硫黄島(薩摩硫黄島)は本当に活火山の島です。山頂付近にはシューシューと噴気を出して、硫黄で黄色くなっています。驚いたのは港の海の色。硫黄島では、海の中で温泉が湧いており、海が茶色に色づいているのです。水酸化鉄の鉄分の色でしょう。
黒島に到着・・・・。思ったよりも大きな島です。車道もけっこう通っています。どこに自生地があるかわからなければ、どうしようもなさそうです。しかし、今回は自生地まで一直線・・・・のはずでしたが、同じような地形と植生が続き、何度かうろうろしました。しかし、その後ピンポイントでタケシマヤツシロランを発見。さらにヌカヅキヤツシロラン、トカラヤツシロランと見ることができました。
結果として、3種のヤツシロランを見ることができました。しかし、あまりに時間だ足りずにクロシマヤツシロランだけは見つけることができませんでした。
残念ですが、これも自然。菌従属栄養植物は特に撮影が難しい植物なのです。まあそれがおもしろいのですが・・・。
ヤツシロランの写真は後日。

大きなフェリーです。
iPhone 13PRO

Canon EOS R5 MarkⅡ
Canon RF100-400mm F5.6-8 IS USM

全島リュウキュウチクに覆われて、
ところどころシイ・タブ林、
落葉広葉樹林に覆われています。
Canon EOS R5 MarkⅡ
Canon RF100-400mm F5.6-8 IS USM

海の中から富士山の山頂が
飛び出ているような、
そんな光景でした。
Canon EOS R5 MarkⅡ
Canon RF14-35mm F4 L IS USM

潮や風によって色が変わるそうです。
Canon EOS R5 MarkⅡ
Canon RF14-35mm F4 L IS USM

(Gastrodia takeshimensis var. takeshimensis)
タケシマヤツシロランは
花が開かないランです。
菌従属栄養植物なので
葉も葉緑素もありません。
竹島で見つかったのが
名前の由来のようですが、
昨年屋久島でも撮影しました。
Canon EOS R5 MarkⅡ
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
LightPix Labs FlashQ Q20II