ラン科キンラン属
クゲヌマランは、ギンランによく似たランです。近年都市公園などで急速に増えているようです。多摩丘陵では近年少しずつ見られるようです。今回は東京都心近くの渋谷区内で見ました。小さいものばかりでしたが、個体数は20個体以上。
クゲヌマランは距が短いこと、茎に陵があっても目立たないこと、葉しわがないこと、葉脈が目立たないことなどです。ギンランは距があり、葉脈が目立ちます。
クゲヌマランは、大きいものは高さ60cm。萼片は長さ12~18mm。私が見た個体は20個体ほどですが、大きいものでも30cm程度でした。クゲヌマランの名は湘南の鵠沼で発見されたことによります。