カタバミ科 カタバミ属 イモカタバミ
毎日天気がはっきりしません。今日も曇りで、たまに霧雨のようです。ちょっと離れたスーパーマーケットにまで買い物に行きながら、植物撮影を楽しみました。帰りには40リットル入るザックがパンパンで、まあこれもトレーニングのひとつと考えています。
同じコースを2週間近く前にも歩いたのですが、2週間でずいぶん花が変わりました。今回のコースでは、ハナミズキが終わり、ヤマボウシが咲いています。ハルジオンやナガミヒナゲシがまだ咲いていますが、だいぶ終わってきました。どんどん咲き始めているのはドクダミです。花はとてもきれいです。
昨日は、同じカタバミ科のムラサキカタバミを紹介しましたが、今日はイモカタバミです。イモカタバミも南アメリカ原産の帰化植物です。1967年に帰化が報じられたとありますので、私が子供のころにはまだ広がっていなかったと思われます。ムラサキカタバミが帰化したのは江戸時代ですから、ムラサキカタバミは昭和には日本各地に広がったと思われます。子供のころ紅紫色の花の大きな花のカタバミで遊んだ方は、我々と同じ世代の方はムラサキカタバミでしょう。
関東ならばその辺の空き地いくらでも帰化していますが、イモカタバミの花はきれいなので園芸植物として使われています。南アメリカはカタバミの種類が豊富です。野生のイモカタバミやムラサキカタバミも見てみたいですね。
イモカタバミの花は直径1.5cm程度。紅紫色で花の中心部の色が濃くなるのが特徴です。葯は黄色で目立ちます。地中部の茎が肥大して直径1cm程度の球形をした塊茎となります塊茎の表面は茶褐色で節があります。これを「イモ」と称したのが名の由来。この塊茎「イモ」どんどん増えて大きな株になります。
ムラサキカタバミの花は紅紫色ですが、中心部が白く、葯も白色ですから、すぐに見分けられます。地中を掘ると、イモカタバミの「イモ」は濃茶褐色で節があり大きく、ムラサキカタバミの「イモ」は褐色で小さく、表面に節はありません。