ラン科 ツレサギソウ属 トンボソウ
乙女高原ではたくさんの花を見ました。中でも小さなラン科植物がみられてうれしかったです。ツレサギソウ属の植物はトンボソウでした。見分けのポイントは唇弁がT字型のところ。唇弁がみっつに分かれているのが特徴です。
草丈は15~35cm。側花弁の長さは1.5~2mm、唇弁は3~4mm。距は5~6mm。花色は淡緑色。花がとても小さいランですが、たくさんの花が咲いてかわいらしいです。ひとつひとつの花の姿をトンボに見立てたのが名の由来です。
トンボソウの分布は北海道、本州、四国、九州、伊豆諸島。
ラン科 クモキリソウ属 クモキリソウ
今年はクモキリソウの当たり年なのでしょうか。奥多摩、奥秩父、富士山周辺、尾瀬などに行くと必ずと言っていいほどこの花に出会いました。そんなによく見られる植物ではないと思うのですが、今年はクモキリソウの当たり年なのでしょうか。クモキリソウとの出会いはうれしいものです。
花色は緑色。萼片と側花弁が反り返ります。長さ5~6mmの唇弁も大きく反り返ります。葉は2枚で長さ5~15cm。葉の縁が襞状に波打ちます。クモキリソウの名の由来ははっきりしません。