ラン科 ニラバラン属 ニラバラン
奄美でうれしかったできごとは20数年ぶりのニラバランとの出会いでした。以前にも奄美大島で見たのですが、その時はまだ今ほど植物に興味もなく、数枚撮っただけでした。ニラバランは沖縄や奄美大島だけの植物ではなく、関東地方でも見られる植物ですが、暖地を好み、なかなか出会うことはできませんでした。
ところが今買いやっとニラバランを見ることができたのです。車で走っていて、チクシキヌランが咲いているのを見つけて、車から降りて写真を撮っていると、何やらランのようなものが・・・。
ニラバランだ!ピンときました。10株近く咲いていました。ランが10株といっても花は緑色で目立たないし、ひとつの花の大きさは数ミリと小さく、なかなか目立たない地味なランです。でもまた見たかった花なので、ニラバランが見られて、今回とてもうれしかったのです。
環境が大きく変化したような場所に生える植物なので、数年たったら枯れてなくなってしまうのでしょう。この自生地も何年見られるでしょうか。