クロバナヒキオコシ 日本海要素の植物

シソ科 ヤマハッカ属 クロバナヒキオコシ

 北海道から本州の山陰地方までの日本海側に分布する植物です。クロバナヒキオコシは黒花という名ですが、よく見ると花は暗紫色です。そうは言っても花は非常に小さく、長さ5mm程度しかありません。花の小ささに比べて植物全体は大きく、草丈は1.5mに達することもあります。

 クロバナヒキオコシは林縁や草地に生えます。花期は8-9月。やはり夏の終わりにはこの花を見ないと気分が乗りません。

クロバナヒキオコシ
Isodon trichocarpus
ただのヤブのようにしか見えなくて、
申し訳ありません。
これでもクロバナヒキオコシの花は満開です・・・。
100個以上の花が写っています。
でも花が小さすぎて、
草全体を撮っても花はわかりません。
植物写真家泣かせの花です。

Canon EOS R
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM

クロバナヒキオコシ
花の超クローズアップ。
花の形はかわいいですね。
色も紫色というのがわかります。
小さなハナバチが
クロバナヒキオコシの花の中に潜り込んで
蜜を吸っています。
花の大きさはハナバチの大きさに
対応しているのです。

Canon EOS R
Canon MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト
LightPix Labs FlashQ Q20II