キツネノメマゴ 与那国の植物

キツネノマゴ科 キツネノマゴ属 キツネノメマゴ

 キツネノメマゴはとても珍しい植物です。と言われて「キツネノマゴなんて、どこにでもあるのでは?」と思った方、まったくその通りです。この写真の植物はキツネノマゴにそっくりですがキツネノマゴではなくキツネノメマゴです。キツネノヒマゴでもありません。漢字で書くと「狐の孫」「狐の煤孫」です。

 キツネノメマゴはキツネノマゴよりも小さいので、キツネノメマゴです。キツネノマゴとは、花はあまり変わりません。キツネノマゴとキツネノヒマゴと違う部分は、葉です。見分けるポイントは、キツネノマゴの葉は長細くて薄く、キツネノメマゴの葉は厚く丸く小さいのが特徴です。

 キツネノマゴの名の由来は、花穂が狐の尻尾に似ているからです。キツネノメマゴはキツネノマゴに比べると、花穂もだいぶ小さいです。

 沖縄のほかの島ではほとんど見ることがないキツネノメマゴですが、与那国島にはキツネノメマゴが生えていました。秋にも咲いていましたので、花期はほぼ一年中なのではないでしょうか。また、夏に確認してみたいですね。

キツネノメマゴ
Jusiticia hayatae
葉は卵型で、
触ると厚いです。

Canon EOS R
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM