カライトソウ 八方尾根の植物

バラ科 ワレモコウ属 カライトソウ

 八方尾根ではカライトソウが咲いていました。赤い花穂が10cmにもなる長さで垂れるちょっと変わった植物です。ワレモコウの仲間です。花が開くと、雄しべが長く伸びてブラシのようです。この雄しべの花糸を中国の絹糸のように美しいために「唐糸草」となったのです。

 カライトソウの花を大きく見てみると、萼片がよっつに分かれています。蕾は額の外側が見えています。この蕾のつぶつぶにも模様があって美しいです。

 八方尾根の草原に生えています。草丈が高めの植物が多い場所でも、さらにちょっと高いところまで枝を伸ばして花を咲かしていました。いい花です。

カライトソウ
Sanguisorba hakusanensis)
青い空の下で赤い花が咲いていました。
花穂の先端から花が開いていきます。
尻尾が垂れているようですね。

Canon EOS R
Canon RF16mm F2.8 STM
カライトソウ
雄しべが咲いてすぐのものから、
咲いてしばらくのものまで
少しずつ変化しています。
咲きたては元気でピンク、
だんだん白く力がなくなっていきます。

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
カライトソウ
カライトソウの蕾
右上に咲きたての花があります。
雌しべがかわいいです。
雄しべは蕾の中では
半分に折れ曲がって
入っているようです。

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
LightPix Labs FlashQ Q20II