Western Anemone (Pulsatilla occidentalis )
ウェスタンアネモネという名前ですが、キンポウゲ科オキナグサ属に分類されるべき植物です。カナダの植物図鑑でもウェスタンアネモネは(Anemone occidentalis)としてイチリンソウ属にしているものガ多いのですが、果実に長毛があって、羽毛状になるので、ウェスタンアネモネはオキナグサ属でよいと思います。イチリンソウ属の果実は羽毛状になりません。
オキナグサ属んで日本の高山植物というと、ツクモグサがあります。ツクモグサも他の高山植物が咲く前に花開きますが、ウェスタンアネモネも、雪どけすぐに咲きます。でもすぐに痛んでしまい、咲きたての状態のウェスタンアネモネの花を撮影するのは案外難しいのです。
ウェスタンアネモネの花の直径は4~6cmとかなり大きい花です。咲きたての花は高さ5cmくらいですが、どんどん伸びて40~50cm程度になります。果実のころ柱頭は長い羽毛状になって、江戸時代の大名行列の毛鑓のような形になります。
今年2019年のカナダのコロンビア山脈は残雪が多く、7月12日の入山時は、ウェスタンアネモネの花ばかりでした。6日間の滞在で、どんどん他の花が咲き、ウェスタンアネモネの花は終わって果実になる、という世界が楽しめました。ひとつところで長く観察するのはとてもおもしろいですね。