サラノキの花は、20mもある巨木を埋め尽くすほどの、ものすごい量です。咲く場所では非常に密に咲きます。ひとつの木に1万くらい咲くでしょうか。淡黄白色で下を向いて咲きます。花弁は5枚、花弁は先端に行くほど細長くなっていきます。花は巴型に咲きます。
サラノキには白い花がたくさん咲いて、少ない葉っぱを隠します。直径は3cmくらいでしょうか。横から見ると、ヒトデのようですが、なかなか近くで見ることはできませんでした。
この森には、野生のアジアゾウ、インドサイ、数種類のシカが住んでいます。サラノキの低い位置には枝がありませんでした。低い低い位置の葉は、これらの野生動物が食べてしまうのではないでしょうか。
サラノキの花は甘くてよい香り。強い香りではありません。サラノキの森に中にいると、サラノキの香りが全体に満ちて、甘く幸せな感じになれます。
沙羅双樹の花の色。サラノキの花の色
とにかく、これが沙羅双樹の花の色です。不思議な、表現しがたい、柔らかな花の色です。野生のサラノキの花はすばらしいです。
サラノキ、シャラノキ、サラソウジュ。学名Shorea robusta。
撮影機材 OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
KIPON EF-MFT AF電子マウントアダプターCanon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM