先日歩いた山で、多くのキヨスミミツバツツジの花を見ました。新緑の稜線に、美しく咲いていました。キヨスミミツバツツジの特徴は、雄しべは10本、雄しべの花糸と雌しべに毛がなく、子房に長く白い毛が生えること。でも、これだけではユキグニミツバツツジ、ダイセンミツバツツジと見分けがつきません。もうひとつの大きな特徴は、葉に微細な鋸歯があることです。
ちょうど花期に合ったよい時期でした。キヨスミミツバツツジは、明るい林の中で咲くツツジです。森の中にも生えないし、草地も苦手のようで、微妙な生態系のバランスの上に成り立っているようです。
キヨスミミツバツツジは、その名がつけられた千葉県の清澄山では、盗掘のために数が激減してしまったと聞く。絶対に盗掘はやめて欲しい。伊豆山稜で盗掘は犯罪です。許可を受けずに行為を行った場合、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処されます。