チシマノキンバイソウ 大雪山の高山植物 

チシマノキンバイソウ キンバイソウ属 キンポウゲ科

 2019年8月、チシマノキンバイソウが、まだたくさん咲いていました。別名チシマキンバイ、チシマキンバイソウ。

 チシマキンバイソウの花びら状のものは萼片。このため5枚のものが多いのですが、5~9枚まで、変化が多いのが特長です。花弁は花の内側の雄しべ近くにある棒状のもの。チシマノキンバイソウの花弁の長さは11~13mm。雄しべとほぼ同じ長さです。花はシナノキンバイよりも大きい感じです。葉が深く切れこむことがキンバイソウ属の植物の特徴です。

北海道の大雪山、ニセイカウシュペ山、石狩岳、余市山地に分布。案外、北海道の山では分布域が狭いのです。ユーラシア大陸では、東北アジアに広く分布しています。

 

チシマノキンバイソウ
Trollius riederianus

構図的には、中心部が空いてしまって
ちょっと残念ですが、
黄色のチシマノキンバイソウの
花が多いのでよしとします。

Canon EOS M3
Canon EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
チシマノキンバイソウ
花びらは萼片
5枚ですね。
雄しべはオレンジ色がかった棒状のもの

Canon EOS M3
Canon EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM