ヒロハサギゴケ 宮古島の植物

ヒロハサギゴケ、別名ミヤコジマソウ

キツネノマゴ科、ヒロハサギゴケ属

 滑ったら数m落ちて大けがしてしまうような宮古島の断崖を下って、アダンの密林をくぐった石灰岩の岩の上にヒロハサギゴケが生えていました。

 葉っぱが特徴的です。ヒロハサギゴケは開花期がめちゃくちゃ(ほぼ一年中)のようなので、咲いている可能性はないだろうと思っていたのですが、わずかながらなんとか咲いていました。

 ヒロハサギゴケは別名ミヤコジマソウ。ミヤコジマソウのほうが聞こえはいいですね。日本では宮古諸島の固有種です。アジアの熱帯地方が分布の中心です。

 非常に小さな植物です。葉は楕円形で、長さ1~3cm。葉は波打ちます。両面にまばらに毛が生えています。

ヒロハサギゴケ、別名ミヤコジマソウ
キツネノマゴソウっぽい花の形です。
小さな花なのですが、
写真では伝わりにくいです。
花冠の長さ1.5cm。
ヒロハサギゴケ
葉は地面を覆うように生えるのが特徴
小さな葉です。
花は本当に小さいです。