ノイバラ 多摩川の植物

バラ科バラ属ノイバラ

 多摩川ではノイバラが真っ盛りです。先週には、まだほとんど咲いていなかったのですが。白くて美しい花はよい香りです。昨年の台風の増水により、多摩川の河川敷は大きくかく乱され、ノイバラが減った場所が多いようです。来年はもっと咲いてくれるとよいのですが。

 ノイバラは山地の林縁、草地、河川敷などに生える、半つる性の低木。花の直径は2cm。枝の先端に円錐状に密生して咲きます。雄蕊は黄色なのですが、咲くとすぐに濃茶褐色に変わってしまいます。花弁は5枚で先端はくぼみます。

 名の由来は野にあるバラという意味です。もともとの意味ではイバラ(茨)は棘のある低木のことです。バラをイバラと呼ぶのは棘があるからです。

ノイバラ
(Rosa multiflora)
今年はちょっと開花が早いかなあ。
ナヨクサフジに囲まれて、
大きな花束のようです。
ノイバラの甘いようなさわやかな
香りが流れてきて幸せな気分になります。

Canon EOS 6D Mark II
Canon EF24mm f/2.8 IS USM
ノイバラ
花は白色ヶが多いですが、
赤みがかるものもあります。
雄しべはすぐに色が変わってしまいます。
黄色が咲きたてです。
春が過ぎてもうすぐ初夏ですね。

カメラ Canon EOS 6D Mark II
レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM