バラ科バラ属ノイバラ
多摩川ではノイバラが真っ盛りです。先週には、まだほとんど咲いていなかったのですが。白くて美しい花はよい香りです。昨年の台風の増水により、多摩川の河川敷は大きくかく乱され、ノイバラが減った場所が多いようです。来年はもっと咲いてくれるとよいのですが。
ノイバラは山地の林縁、草地、河川敷などに生える、半つる性の低木。花の直径は2cm。枝の先端に円錐状に密生して咲きます。雄蕊は黄色なのですが、咲くとすぐに濃茶褐色に変わってしまいます。花弁は5枚で先端はくぼみます。
名の由来は野にあるバラという意味です。もともとの意味ではイバラ(茨)は棘のある低木のことです。バラをイバラと呼ぶのは棘があるからです。