ドクダミ 街なかの植物

ドクダミ科 ドクダミ属 ドクダミ

 ドクダミといえば、あの独特なにおいを思い出すかもしれませんが、とても美しい植物です。まずは花そのものの美しさ。そして群落の美しさ、でも私が一番好きなのは、苞が開いた瞬間です。

 ドクダミでおもしろいのは花の構造です。花びらのような白いものは花を包んでいる総苞片です。よっつあるのが基本ですが、3枚しかないものもあります。

 その中の黄色い芯のような部分。基本的に黄色いのは雄しべ。たくさんの数があります。その下に白く見える雌しべがあります。雌しべがひとつに雄しべがみっつあってひと組になります。雌しべの先端はみっつに分かれます。

ドクダミ
Houttuynia cordata
ドクダミの群落
ここまでドクダミが集まって咲くときれいです。
ドクダミが咲くと、
梅雨が来るなあと思います。
関東地方は今日梅雨入りのようです。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
深度合成撮影

ドクダミの花穂
花は下側から開いていきます
黄色い葯が開いています。
白いみっつに分かれているのが雌しべ。
緑の部分は子房ですかね。

ドクダミの白ずきん

咲き始めのドクダミ
私の好きな写真です

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS  M.ZUIKO 60mm マクロ F2.8