久しぶりに山に行く方に・・・

山に行く前に山道具をチェックしましょう

一番多く、一番怖いのがソールの剥がれ

 一番恐ろしく、でも実はよくあることは、登山靴・トレッキングシューズが山で壊れることです。「登山靴が山で壊れるなんて!信じられない」と思われた方もいるだろうと思いますが、本当です。私は2回自分で体験しています。久しぶりに登山靴を履くときには、山に行く前に私は必ず登山靴のソール(靴底)周りのチェックをします。不安があったら街で試し履きをします。一度はそれで、靴底がペロリと剥がれました。一度は山で、だんだんミッドソール(靴底のクッション部分)がポロポロと崩れていきました。その時は靴底の一部がパカパカになるだけだったので何とかなりました。でも防水性が0になり、水がガバガバ入ってくるのに閉口しました。

 ほかの登山者のソール剥がれを直したことは数知れず。メーカーも対応を進めており、最近はソール剥がれは少なくなりました。しかし、それでも0ではありません。使わないと急に劣化します。劣化の原因はミッドソールやソールを張っている接着剤が、空気中の水分と反応して、加水分解を起こし、ソールが剥がれたり、ミッドソールが壊れたりするのです。

 いつも履いているといいのですが、しまい込んだままにすると、ソール剥がれが起こりやすいのです。水分が多いと有機物が水と反応する加水分解が起こりやすいのです。今は梅雨時。春に靴をしまいこんだままの状況は危険な兆候です。山に行く前にチェックしましょう。

 チェックの方法はとにかくソール(靴底)をよく見ること。靴底を見るのがひとつ、もうひとつは靴底のクッション部分のひびや皺、傷をよく観察することです。もし、ひび、皺、傷があったら、ソールの張替えか、靴の買い替えになります。

雨具もチェック

 雨具を濡れたまま山から下りてきて、そのまましまっていませんか。これもナイロンや雨具の内側が加水分解をして、雨具同士がくっついたり、雨具の内張が剥がれたりすることがあります。よくあるのは雨具の内側の縫い目の部分を防水するシームテープというものの剥がれ。これは数年で剥がれてしまうことが多いので、これもチェックする必要があります。

山は八ヶ岳の最高峰
 赤岳

昨晩、あまりよく読み返さずにブログをアップしてしまいました。誤字、誤変換が多くてすいません。