カワラナデシコ 甘利山の植物

ナデシコ科 ナデシコ属 カワラナデシコ

 甘利山にはカワラナデシコが咲いていました。カワラナデシコは海岸近くの草地から川原の草地に生えることが多く、やこのあたりの山にはエゾカワラナデシコが多いのですが、高山植物が生えている甘利山に生えているのはカワラナデシコでした。

 カワラナデシコはとても美しい植物です。花弁はピンク色で、花弁の先端は深く切れ込み、糸状に伸びています。ナデシコは英語ではピンク。ピンク色とはナデシコ色の事です。

 ナデシコ属は見な欲にていて、ナデシコ属の見分け方は難しいのです。見分け方の基本は花の下にある長細い筒状の萼の下部にある苞の形と数。カワラナデシコの苞は3~4対あり先端は針状に伸びます。これに対しエゾカワラナデシコの苞は2対あり先端はもっと長く伸びます。

カワラナデシコ
(Dianthus superbus . var. longicalycinus
草丈30~80cm。
カワラナデシコの花の直径は3~4cm。
なんとも美しい造形です。

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カワラナデシコの萼と苞
カワラナデシコの苞は3~4対。
この個体も4対あります。
カワラナデシコは花弁の毛が
たくさん生えていておかしいですね。

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