カワラケツメイ 多摩丘陵の植物

マメ科 ジャケツイバラ亜科 カワラケツメイ属 カワラケツメイ

 カワラケツメイはマメ科の植物です。名の由来は川原に多く、決明(ケツメイ:エビスグサの事)の仲間であると考えられたから。道端や野原に多い一年草。草丈30~60cm。花はジャケツイバラに形は似ていますが、小さく直径2~7mm程度です。小葉は数が非常に多いのが特徴です。茎に毛が生えています。豆は小さく、ひし形をしています。

 カワラケツメイは、茎や葉を乾燥させて、お茶として飲んでいる場所が日本各地にあります。今春行った島根県の出雲地方では、カワラケツメイ茶を「はま茶」と呼んでいます。カワラケツメイ茶を「弘法茶」とも呼んでいるようです。はま茶入りほうじ茶を買って帰りましたが、なかなかおいしかったです。

カワラケツメイ
Chamaecrista nomame
小葉が多いのも特徴のひとつ
このカワラケツメイは
車道の植え込みに咲いていました

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カワラケツメイの花のアップ
カワラケツメイはジャケツイバラ亜科
子房にもたくさんの毛が生えています
星形に開く、5枚の萼もきれいですね
カワラケツメイは雄しべの形も不思議です

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