ユリ科 ホトトギス属 キバナノツキヌキホトトギス
宮崎県の尾鈴山の溪谷に行ったのは、キバナノツキヌキホトトギスが目的でした。その名の通り、黄色い花のホトトギスです。キバナノツキヌキホトトギスは世界でここだけにしかいない固有種です。20年くらい前に一度見たことがありますが、あまり近くで見ることはできませんでした。
近年はキバナノツキヌキホトトギスの盗掘が進み、簡単にアプローチできる場所にはないとのことでした。それで、山道を歩くことになりましたが、やっと近くでキバナノツキヌキホトトギスを見ることができました。
キバナノツキヌキホトトギスを見るために、同じ場所に2回行きました。1回目は天気もよく、不快なことは何もなかったのですが、2回目は朝から雨で、困ったことにヤマビルがたくさん出ました。あまり被害はなかったのですが、ヒルの駆除のためになかなか前に進むことができませんでした。残念です。
キバナノツキヌキホトトギスは渓流添いの岩場や断崖絶壁の上に垂れ下がるように生える植物です。今年は例年に比べ開花が少し遅く、まだ蕾の個体が多かったです。

(Tricyrtis perfoliata)
黄花の突抜杜鵑草
渓流の岩に群落になっていました。
花はまだ少ないです。
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

花付きはなかなかいいようです
葉が茎を抱くので、
葉を茎が突き抜いているように見えるのです。
このキバナノツキヌキホトトギスは
崖の途中、遠くに咲いていたので
望遠レんずで引っ張ってみました。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
このレンズはこんな時に最適なレンズです。
手ブレ補正もよくききます。
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

花のアップ
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

茎を葉が抱いているので、
葉を茎が串刺しになっているように見えます。
まだ蕾があります。
葉が茎を突き抜いているのは、
増水の時に葉がちぎれないようになっているからでしょう。
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO