最近読んだ本

オオカマキリと同伴出勤 森上信夫 築地書館

 著者の森上さんはたくさんの著書がある先輩昆虫写真家です。この本は「ん~わかるわかる」と一気に読んでしまいました。昆虫写真のエッセイ集です。私は自然が好きなのでもちろん昆虫も好きです。

 森上さんは自分の事を「へたれ」と書いていますが、本人はものすごく熱量のあるうえ、被写体に対する集中力と観察眼があり、豊富な知識があり、驚くべきアイデアが次々と出てきていることが書かれています。それでいて被写体である昆虫だけでなく、周りの人々への敬意も感じられます。すごい方です。

 昆虫と植物とジャンルは違いますが、大変勉強になりました。

オオカマキリと同伴出勤
森上信夫著
築地書店

同伴出勤の意味はこの本を読めばわかります。

日本列島の三万年ー人と自然の環境史6 環境史をとらえる技法 文一総合出版

 環境史の専門書です。なかなか難しく手ごわい本でしたが、とても勉強になりました。日本列島に人間が入ってくる前の自然、人間が入ってからの自然。当たり前ですが、私が考えていたよりも環境史は複雑でした。特にこの5万年観は氷河期になったり、間氷期になって暖かくなったりしたことが、激しくあった時期になります。植物ではレフュージアと呼ばれる、氷河期の寒い時期には南の暖かい場所など、気候変動時に生き物が生き残ることができた場所が大事のようです。この本は植物だけでなく、昆虫や哺乳類などの生物から言語まで、自然を取り巻く多くのものを研究していている本でした。植物だけ見ているよりも事前全体を見たほうが、環境の複雑さが見えてきておもしろいです。

日本列島の三万年ー人と自然の環境史6 
環境史をとらえる技法 
湯本貴和編

文一総合出版

イスラム飲酒紀行 高野秀幸著 講談社文庫

 これはもうタイトル通りの本です。イスラム教国に行ってお酒を飲む。基本的にイスラム教を国教としている国はお酒が禁止されている場合が多いのですが、著者の高野さんは必死でお酒を求め、お酒を見つけ、お酒を飲んでいくという、ある意味単純な紀行ですが、これがおもしろいです。文化的な考察がまずあり、そして心の奥底からのお酒を求める飢餓感が出てきます。ちなみに私も酒飲みで、休肝日はほぼありません。

イスラム飲酒紀行 
高野秀幸著 
講談社文庫

チュニジア、イラン、、トルコ、ソマリランド
行ってみたい場所ばかり

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