ハリギリ 長沼丘陵の植物

ウコギ科 ハリギリ属 ハリギリ

 今日は朝から「天気はどうかなあ・・・」と思っていました。家から空を見上げると、なんと薄曇りになっています。雨でないのがなぜこんなに心配なのかというと、今日予定していたボタハイを中止してしまったからなのです。「やっぱりやればよかったかなあ。」と思い、天気予報サイトの雨雲レーダーを見ると、なんと三浦半島には強い雨雲がかかっていました。東京都内とずいぶん天気が違うようです。「よかった、行かなくて・・・。」とぐったりなって、そう思いました。ボタハイは来週に延期です。

 長沼丘陵にはたくさんのハリギリの木が生えていました。ハリギリは落葉広葉樹ですから、今は葉が落ちた状態です。落ち葉も気になりますが、幹そのものや冬芽も気になりますね。よく観察すると、ハリギリの冬芽は紫褐色をしていました。冬芽の一番外側にある芽鱗の色が美しいのです。この色は、紫外線から冬芽の中を守るためだと思います。植物は、生きるために色々なシステムを作り、重ねていす。そんな生き方やシステム、そして、そこに隠れた美しさを発見していきたいです。

 冬の雑木林。何も植物写真の被写体はなさそうですが、探して歩けばおもしろい発見はあるものですね。自然はいいなあ。

ハリギリ
Kalopanax septemlobus
いかつく、強そうだけど
生きるための合理的な形をしています。
自然というものは、
いつも合理的ではありませんが。

Canon EOS R
マウントアダプター EF-EOS R
Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM

若ハリギリの幹
このハリギリより若いと枝になって迫力がない。
年を経てこのハリギリより太くなると、
トゲはなくなる。
幹が太く強くなることによって、
トゲが不要になるのですね。
私もトゲの無い人間になりたいものです。

Canon EOS R
Canon RF24-105mm F4-7.1 IS STM