オオヤマサギソウ 山と湿原の植物

ラン科 ツレサギソウ属 オオヤマサギソウ

 先日のボタハイで見た、かわいいラン。今回の最大の目的はこのランであり、事前に調べていたのですが・・・・。現場では、花の名前がどうしても出てこなかったのです。年かなあ。いや前からですけどね。

 オオヤマサギソウです。ツレサギソウ属の中でも派手な花です。サギソウというほど、花は真っ白ではありません。うっすら淡い緑色です。でも花穂が長く、茎は40~60cmにもなり、花付きもよく、、ちょっと華やかな感じを受けます。花の後ろにある、花蜜が詰まった距も2cm近くもあり、花がなんとなく大きく見えます。

 オオヤマサギソウはオオバノトンボソウにちょっと似ていますが、オオバノトンボソウは茎に陵が目立つのに対し、オオヤマサギソウには目立つ陵はありません。

 オオヤマサギソウの特徴のひとつは、楕円形でつやつやした葉。大きい葉が2枚があるのが特徴です。茎の上部では急に小さくなります。苞は花より少し長いです。

 生えているのは湿原でしたが、山の中にも生えるようです。

オオヤマサギソウ
(Platanthera sachalinensis
一見、白色に見える花。
これでサギソウに似ているということでしょう。
距は上にカーブしながら伸びています。
上に蕾がひとつ。
とても良い状態の花でした。


CANON EOS R
CANON RF35mm F1.8 MACRO IS STM

オオヤマサギソウ
花のアップ。
なんだか花のひとつひとつが楽しそうですね。
ほうが花より少し短いです。

Canon EOS R
マウントアダプター EF-EOS R
Canon EF100mm f/2.8L Macro IS USM
Canon スピードライト 270EXⅡ

オオヤマサギソウ
全体像。
大きな葉が葉が2枚。
一枚はこちらに向かって伸びています。
こうして撮ると派手な花ではありません。
でもオオヤマサギソウは好きな花です。

CANON EOS R
CANON RF35mm F1.8 MACRO IS STM