ある山にて
山を歩いていて、朝通った道標に何か違和感がありました。よく見てみると、道標にセミの幼虫が!と、思ったらすでに背中が割れ、中からセミの成虫が出てきていました。まだ4時で明るいのに、気の早いセミです。
どうやらエゾゼミのようです。羽化中のセミは全体が不思議な緑色です。まだ日没まで時間があるので、ゆっくり観察しました。見ていると思ったよりも動きが早く、あっ出てきた!アッ動いてる!ひっくり返った!足がぴくぴくしている!爪の先が茶色になった!羽が和服のちりめん豆絞りのようだ!羽がまず大きな羽が先に伸びる!あう動いて、抜け殻から外れた!暗くなってきたから、帰ろう。
よく観察しましたが、エゾゼミの羽化は5分で少しずつ変化があり、見飽きることはありません。ここまで2時間経ちました。植物もいいですが、昆虫の観察もおもしろいです。