ヒナシャジン 四国の植物

キキョウ科 ツリガネニンジン属 ヒナシャジン

 今回の四国の旅の目的のひとつがヒナシャジンです。四国だけで見られる植物です。

 ヒナシャジンは石灰岩地の岩場に咲いていました。簡単にみられると思っていたましたが、思ったよりも個体数は少なく、ヒナシャジンは一部の崖や岩場にパラパラ見られただけでした。ヒナ(雛)という名の通り花は小さいです。しかし、一番の特徴は、ツリガネニンジン属とは思えないほど長く湾曲した細い葉でした。岩場に適した葉なのでしょう。

 ヒナシャジンをパッと見た時に、小さい花と、変わった葉が目につきました。おもしろい植物です。もっとゆっくり観察していたいですね。葉だけの写真も撮っておけばよかった、

 このヒナシャジンの個体は岩場でぶら下がるように生えているのですが、草原にも出ることはあるようです。

ヒナシャジン
adenophora maximowicziana
この葉をご覧ください。
水を垂らしたいのかな。
それとも下に伸ばしたほうが
光が葉に当たるのだろうか?
ヒナシャジンはユニークです。

Canon EOS R
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM
ヒナシャジン
花のアップ

ヒナシャジンは雄から雌に
ひとり時間差性転換をします。
写真のヒナシャジンは咲きたての雄状態。
花粉を出しています。
この後、ヒナシャジンは花粉をすべて出してしまい、
雌しべの先端をみっつに開いて、
雌状態になります。

Canon EOS R
マウントアダプター EF-EOS R
Canon EF100mm f/2.8L Macro IS USM
Canon スピードライト 270EXⅡ