ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属 ミセバヤ
小豆島で最も見たかった植物がこのミセバヤです。古い日本語で「見せたい」という意味になります。それほど名前が古いということは、古くから日本人に愛されていたということがわかります。古くから日本で園芸植物とされていたのです。
近年の情報で小豆島の寒霞渓に生えていたという、花友さんからの事前情報がありましたし、ほかにもミセバヤ情報もありましたので、まずは寒霞渓に向かいました。そして、寒霞渓の遊歩道を歩きました。寒霞渓には「表十二景」、「裏八景」というハイキングコースが整備されております。しかし、道沿いにはミセバヤは一本もありませんでした。盗掘されたとしか考えられません。ひどいですね。がっかりしました。
ミセバヤは葉も特徴的なので、葉を見れば生えていることがわかるのですが、見つかりません。花期もちょうどのはずなのですが・・・。仕方がないので、断崖を見つけると、望遠鏡でなめるように、ミセバヤがないかを探しました。
何とか別の場所で自生のミセバヤを見つけることができました。ミセバヤが生えていたのは、断崖絶壁の上で、まったく近寄れそうもない場所です。ミセバヤまでは遠いので、望遠レンズで撮影しました。もう少し望遠のレンズが欲しかったですね。