トキリマメ 1週間後 多摩丘陵の植物

マメ科 タンキリマメ属 トキリマメ

 昨日のブログで紹介したトキリマメと同じ個体を、1週間後にまた撮影してみました。この期間で、トキリマメの葉はすべて落ち、赤い豆鞘ははじけて、中から真っ黒いピカピカの豆が飛び出していました。ずいぶん姿が変わったものです。まだまだ豆鞘に入っているトキリマメも多く、これからもう少し楽しめるでしょう。花が少ないこの時期は、黄葉に果実などを撮影していると楽しいです。

 トキリマメは冬の里山を歩いていると、時々目に付く美しいマメ科植物です。花も黄色くてきれいですが、真っ赤な豆鞘がはじけて、中からピカピカの豆が出てくる姿は、独特かつ美しく目立ちます。この状態から、豆(種子)はどうやって動いていくのでしょうか。

 トキリマメの種子は熟しても豆鞘に着いたままです。豆鞘とともに風で飛んでいくのでしょうか?

 トキリマメにそっくりな豆にタンキリマメがあります。豆はそっくりなので見分けるのは至難の業です。トキリマメのほうが豆が長く、タンキリマメのほうが寸づまりな感じですが、個体差もあり、これだけでは見分けられません。見分けるポイントは葉っぱです。トキリマメの葉っぱは大きく、小葉の先端が長細く伸びていきますが、タンキリマメの小葉の先端はクズを小型にしたように鈍角で、全体に小さいです。もう少しすると葉っぱが全部落ちてしまうのでそうなると・・・。「タンキリマメ かトキリマメかどちらかです」としか言えなくなってしまいます。

トキリマメ 
Rhynchosia acuminatifolia
蔓も少し切れたりして、
先週のトキリマメとは
ちょっと変わっています。
でもこの杭に絡んでいるトキリマメは
これだけなので、
先週と同じものです。

Canon EOS R
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM

ボタハイ通信 

11月30日(火曜)花歩きボタハイは、雨の天気予報でなければ、予定通り行います。