ミチタネツケバナ 街なかの植物

アブラナ科 タネツケバナ属 ミチタネツケバナ

 ミチタネツケバナの開花が、急に目立ち始めました。ミチタネツケバナは近年どんどん生息地を広げてきたヨーロッパ原産の帰化植物です。春一番に咲きます。道端で見つかったからミチタネツケバナ。たいてい根生葉を大きく広げています。花の咲き初めのころはロゼット葉から花穂が出てきます。

 街中で見られるタネツケバナはもう一種、同じ帰化植物のコタネツケバナがあります。両方とも茎に毛がないのが特徴です。在来のタネツケバナには茎に毛が合います。

 ミチタネツケバナとコタネツケバナの見分け方は、下記に根生葉があるかどうかです。花期に根生葉があればミチタネツケバナ、花期に根生葉がなく、立ち上がった感じであればコタネツケバナです。

ミチタネツケバナ
Cardamine hirsuta
咲き初めの時は、
根生葉だけの状態です。
たくさんの根生葉。
いかにもミチタネツケバナです。

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
ミチタネツケバナ
花が終わると、
ぐんぐん果実が長く伸びていき、
花よりも高く伸びます。
この果実も
ミチタネツケバナの特徴です。



Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM