スイレン科 スイレン属 ヒツジグサ
尾瀬の池塘にはヒツジグサが咲いていました。ヒツジグサは日本の野生のスイレンです。ヒツジグサの名の由来は、「未の刻」今でいう午後2時ころに花が開くから。しかし花はもう少し早く咲くこともあります。2時ごろに花が閉まり始めるから、という説もあるようですが、天気や気温によっても時間は変わるので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。
尾瀬を歩き始めたのはまだ8時ころなので、花はまったくありませんでした。午後になると花は咲き始めましたが、ちょうどこのころ、池塘が近くになかったので、何時ごろに開くのか、確認できずに残念でした。
スイレン科の植物のヒツジグサは、雄しべも花弁も多く、モクレン科の植物に似た形です。進化的には原始的な形と思われます。開いたり閉じたりすることもよく似ています。