ヒツジグサ 尾瀬の高山植物

スイレン科 スイレン属 ヒツジグサ

 尾瀬の池塘にはヒツジグサが咲いていました。ヒツジグサは日本の野生のスイレンです。ヒツジグサの名の由来は、「未の刻」今でいう午後2時ころに花が開くから。しかし花はもう少し早く咲くこともあります。2時ごろに花が閉まり始めるから、という説もあるようですが、天気や気温によっても時間は変わるので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。

 尾瀬を歩き始めたのはまだ8時ころなので、花はまったくありませんでした。午後になると花は咲き始めましたが、ちょうどこのころ、池塘が近くになかったので、何時ごろに開くのか、確認できずに残念でした。

 スイレン科の植物のヒツジグサは、雄しべも花弁も多く、モクレン科の植物に似た形です。進化的には原始的な形と思われます。開いたり閉じたりすることもよく似ています。

ヒツジグサ
朝の状態
まったく花も蕾もありませんでした。

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
ヒツジグサ
( Nymphaea tetragona
午後になって、
いきなりたくさんの花が咲きました。

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

ヒツジグサの花
よく開いた花。

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
ヒツジグサ
夕方になると閉じ始めました。
まだ新鮮な花です。

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM