与那国の旅と自然

 2022年10月末から11月1日まで与那国島に行きました。与那国島は沖縄県で南西諸島の八重山最西端に位置し、日本の最西端でもあります。石垣島よりも、台湾が近いという位置にある島です。住人は1600人ちょっとで非常に少なく、ホテルも少なく、旅行はちょっと難しいのですが、その分自然がたっぷりと残っています。

 車で島を一周すると1時間くらいでできてしまうほどの小ささです。砂浜は少なく、周囲は断崖絶壁の場所が多いのです。隆起石灰岩の野箇所も多く、海岸植物が豊富です。風が非常に強いため、海岸近くには風衝性の草原もあります。半野生馬の与那国馬がいるために、草原が東西南北の海岸に広がり、馬の影響を強く受けた背の低い草原もあります。

 小さな島ですが、標高231mもある山もあり、山の中には深いジャングルに包まれています。海だけではなく、山の植物も豊富にあるのが与那国島の植物の特徴です。

 野生植物を撮影するには、すばらしい場所です。なんといっても人が少ないので、手つかずの自然がそのまま残っています。また何度か行ってみたいですね。

日本最西端の碑。
実際の最西端はこの先にある
小さな岩だけの島のようです。

Canon EOS R
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM

もちろん砂浜もあります。
手前の隆起石灰岩には、
特徴ある海岸植物が生えています。

Canon EOS R
Canon RF16mm F2.8 STM

与那国島の風衝草原が、
与那国馬が食べる影響が強く、
非常に背の低い草の草原になっていました。
こんなところでも
小さな花が咲いています。

Canon EOS R
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM

与那国馬
非常に古い起源をもつ
日本在来の馬のようです。
サラブレッドなどに比べると
小さいです。
でも人を気にしないで
のんびり食べてばかりいます。


Canon EOS R
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM
与那国の山の中
ビロウやクロツグなどの
野生ヤシが多いです。
アコウ、ショウベンノキなどの
常緑樹も生えています。

Canon EOS R
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM