シマカンギクとニジガハマギクとサンインギク

 岡山県から、ちょっと兵庫県に入りました。兵庫県の県の花はノジギクです。ノジギクがあるのではないかと考えて海岸の岩場を探すと、ノジギクがわずかに生えていました。

 しばらく海岸沿いに歩いていると、黄色の野菊が生えてました。西日本に生えるシマカンギクです。いや、頭花がかなり大きいので、シマカンギクとイエギクとの雑種のサンインギクだと思います。

 さらに歩いていると、淡黄色や、クリーム色の野菊が現れました。これは難しいです。サンインギクとノジギクの雑種はニジガハマギクです。昔に山口県の虹ヶ浜近くでいがりまさしさんと見た、ニジガハマギクとそっくりです。しかし、サンインギクも淡黄色や白色のものもあり、外見で見分けるのは、ほぼ不可能です。

 可能性として、サンインギクと、ノジギクの両方の親があったニジガハマギクの可能性が大ではあります。

 しかし、いがりさんの図鑑「日本の野菊」(山と溪谷社)によると、ニジガハマギクは兵庫県にあるとは書かれていません。しかし、まだ確認されていないだけかもしれませんので、とりあえずニジガハマギクとしておきます。断崖の上に生えていたので、ちゃんと写真を撮っていないのが残念です。

ニジガハマギクとサンインギク
白と黄色、クリーム色の野菊が写っています。
頭花の大きさも様々です。

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サンインギク
シマカンギクにくらべ、
舌状花が長く、
頭花が大きいです。

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 今のところこのキクが何か謎のままですが、もし詳しい方がおられたら、このニジガハマギクと思われるキクについて教えていただけるとありがたいです。